パンフレット制作の基本
制作スケジュール
パンフレット制作が決まったら依頼をする前にまずは工程やスケジュールを把握しておきましょう。どのようにして進めるのか、日数が必要なのかをきちんと把握しておくことで無理のないスケジュールで満足の行くパンフレット制作を行うことができます。
一つ一つの工程が大事なポイントとなるためスケジュールは非常に大切です。納品日が決まっている場合は、最初の段階でスケジュールより遅れてしまうと、最後の確認の時間がなく結果的に間違ったものが印刷されてしまう可能性が発生します。余裕を持った計画を立てて満足の行くパンフレット制作を行ってください。
パンフレット始めようと考えている場合、ページ数やデザインを最初に決めると思っている方が多いですが実際はそうではありません。見積もりやどのような内容で作成するかなどは発注する前に確認しておく必要があります。そのうえで依頼を考えている業者と打ち合わせをし、その内容を元に見積もりをし、発注を行います。発注してから改めて打ち合わせを行い、パンフレット制作の目的となる自分の会社やサービスを紹介する上で必要な情報はないかなど本格的に内容を精査し、デザインのコンセプト等を決定します。その上で原稿の作成や画像・イラストの手配など用いる素材を集め、実際に制作が進められていきます。
内容や素材がそろったらまずはコンセプトに沿ってデザイン案を作成し、内容の構成や修正を進めていきます。全ての内容が校了になったら次はテスト印刷を行います。ここで最終的な色や仕上がりに間違いがないかを確認し、問題がなければそのまま印刷を行いパンフレットが完成となります。
制作費用
パンフレット制作の費用は条件や仕様によって多く変化します。予算を考慮して作成計画を検討しましょう。
まず、パンフレットの読み手を考えます。たとえば一般的な消費者や求職者などいわゆるエンドユーザーをターゲットとする場合と、卸業者や店舗の店長などの中間業者や企業の担当者などをターゲットとする場合では紙の質や綴じ方、大きさなどが異なります。説明するパンフレットかによって部数や投資する金額が異なるようになります。また、実際に売りたい商品やサービスの単価に対してパンフレットの1冊の金額を計算し、費用対効果のバランスを考慮することも必要になるでしょう。
パンフレット制作を業者に依頼する場合は、打合せを何回も行ったり試作品を作成する必要がある場合や修正を繰り返し依頼するなど、単純な事を依頼している場合でもその分の業者側の作業や対応が発生していくため費用が積み重なります。試作としてデザインを数パターンを依頼する事もできますが、その場合はパターン分の料金が必要となることがほとんどですので注意が必要です。依頼をする前に修正回数やパターンを追加した場合の費用を確認しておくと安心です。また、紙質やページ数でも金額が異なりますので、必要な情報を精査してまとめることもポイントです。
見積もり依頼
前述したとおりパンフレット制作はパンフレットの仕様や途中工程の試作などによって費用が大きく変わっていきます。そのため満足のいく制作のためには実際に依頼する前に費用がいくらかかるのかよく確認することが重要です。そのためにはプロに相談してイメージしているパンフレットを作るために必要なページ数や仕様などを相談して予算を検討する必要があります。インターネットなどを利用して様々な情報を集めることもできますが、業者によって料金設定や対応が変わってくるのでまとめサイトなどで紹介されている相場のみで判断してはいけません。最近ではパンフレット制作を専門に扱っている会社が無料見積もり作成を対応していることも増えてきているので気軽に相談してみてください。
パンフレットは気軽に読むことができるのでサービスをアピールしたい時や不特定多数の人に商品などを案内する場合には最適です。パンフレットを多くの人に見てもらうためには色々と工夫をする必要がありますが、ある程度の費用がかかる場合もあるので、この点に関してはやりすぎて制作費用だけがかかりすぎてしまわないように、ターゲットや目的に合わせてよく考えることが必要です。